はしだのりひことギター
なかなか、Em と D 以外を習得するのが難しい。
G コードは、中指・薬指・小指でやれと言われたけど、小指がどっかいって(おとしまえじゃなくて)、
まともに音がでません・・。
F コードなんか、どうやって弾くの?
難しすぎて、ギター弾くの止めてディスプレイでいいんじゃねと思うし。

ギター買う時に、勢いで買っちゃんだけど、
買う時に思い出した言葉があって、それを回想しながら買ったのよ。
今から、25年くらい前かな・・・。
「はしだのりひこ」 と話しをする機会がありました。
はしだ氏がギターを弾くカッコをして、
「君もギター弾いてんの?」
そうやって話しかけてくれました。
奥さんが病気になられて、「主夫」になった体験談とか、
子供とずっと一緒に過ごせたこと、楽しく子育てができたことなど、いろんな話しをされてました。
その時、印象に残った言葉があって、
はしだ氏が息子に言った言葉ですね。
「音楽は聞くのも楽しいけど、音楽の究極は演ることだし、作ることだ。」
そう言ってたんですね。
その言葉は私の心に残ってて、いつか自分も曲を演奏したいと強く思ったものです。
4年前に、ポールマッカトニーのライブに行った時も、ギターを弾きたいと思って楽器屋に行きました。
結局、買わずになんだか時間だけが経過していって・・・
で、そろそろやんないと、
残り時間も少なくなってきたので、
はしだのりひこ氏の言葉を思い出しながらギターを買ったわけです。
「やっぱり究極は、音楽を演ることだ。」
その言葉を思い出しながら、ギターをケースから出しました。
ショーウインドーに飾ってあるギターを、自宅でわくわくしながらケースから取り出すんです。
少年そのまま。
すごくうれしくて、弾けないのに弾けるようになってる自分がいるような錯覚。
そしてその数日後、突然の訃報・・。
何かいろいろとあの時のことを思いだして・・。
彼が執筆した本をいただいて、サインをしてもらって、
そして、彼の代表曲
「風」を歌ってくれたこととか。
年上の姉がいるので、もの心ついた頃は、フォークソングが耳に入ってました。
私が小さい時に聴いた歌を目の前で歌ってくれて、そして一緒に歌いました。
すごく有名な曲なんでメロディーは知ってるけど、でも歌詞はよく知らないんですね。
そしたら、歌いながら、次のフレーズを早口で教えてくれるんですね。
人柄が良く出てて、優しさにあふれた人でした。
ギター練習して弾けるようになったら、
そのうち一緒に演奏して歌いましょう。